【紹介編】ウレタンゴム ~Katsuichi 株式会社カツイチ~

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ウレタンゴム(背針用)2m300円

この「ウレタンゴム」は本来,鮎の友釣りで使うゴム背針を自作するときに使うために製品として発売されたものです。

 東北のトップトーナメンターである伊藤稔氏によって考案されたこのゴムを背針と糸止めの間の接続に取り入れた背針は「マッスル背針」という商品名で同じカツイチ社から製品販売されています。従来その接続部は金属直結やナイロン糸が使われていましたが,このウレタンゴムを使うことで背針によってオトリに掛かる力がダイレクトにではなく,ソフトに伝わるのでオトリに掛かる負担が軽減され,オトリの泳ぎが自然な動きとなるのです。ウレタンゴムという素材とその細さが生み出すソフトなのびが大変良い具合に働いてくれます。ところでこのソフトな伸びと細さは,考えようによっていろんな釣りに生かせる可能性があります。例えば昨今,新素材であるPEが改良され,船釣り磯釣り鮎釣りルアー釣り等いろいろな釣りで実用されるようになりました。PEはナイロンと比べ3倍もの強度があり,その分細い糸が使えるということや,糸の伸びがなく感度がいいなどというメリットがありますが,逆に伸びがないためにアワセなどでは力がダイレクトに伝わり易すぎてバレや糸切れにつながってしまうというデメリットもあります。なのでそのデメリットを補うためにナイロンやフロロをショックアブソーバーの役割としてPEの先に何mかつなぎ足すという手段が使われたりしますが十分なショック吸収を作るために太いショックリーダーを長くつなぎ足したのでは肝心なPEの役割があまりなくなってしまいます。

そこでこのウレタンゴムの登場です。PEとナイロン・フロロの間にこのウレタンゴムをつなぐことで十分ショックを和らげてくれます。ショックリーダーの長さは30cmもあれば十分となります。販売されているウレタンゴムは太さが0.3mm,0.5mm,0.8mm3種あるので対象の魚によって使い分けることができます。また2重3重にすることでさらに強くもできますし,ゴムを長くすることでソフトにすることもできます。ライトゲームであるメバリングやアジングではアワセによる口切れが多く発生してしまいがちですがこのウレタンゴムを使うことによってバレは激減します。

標準では0.5㎜を使用する。
これを30cmの長さに切り上下端に八の字結びでチチワを作る。
下端のチチワは輪部をカットし、結びコブだけを残す。
これでゴム部の長さは20cmになる。これが標準長。

他にも工夫次第でいろいろな用途が考えられます。僕は鮎釣りで天糸と水中糸の間に,筏釣りでリール糸とハリスの間に入れています。

いろいろな考えや工夫で自分の釣りの引き出しが増える可能性のあるアイテムなので紹介いたします。

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