【解説編】~投げ釣りにチャレンジしてみよう~② (キャスティング編)

お客様

広い海、青い空。目の前の大海原に向かってフルスイングで仕掛けを投げる。岸から100m前後も仕掛けを飛ばし、時には思わぬ大物や高級魚も釣れるおもしろさと共に大自然に向かって遠投する爽快感も味わえる投げ釣り。道具がそろい、仕掛をセットしたら、いよいよ実際のキャスティングです。

投げる準備

仕掛けをセットし、餌を付けたら、リールのベールを起こして糸を出し、竿の先端ガイドとオモリまでの長さを調節します。この間の長さを「たらし」と言いますが、このたらしは長いと飛距離が出ますがコントロールが難しくなり、短くするとコントロールはしやすくなりますが、飛距離は出なくなります。慣れるまでは短く、慣れるに従って長く取るようにするといいでしょう。慣れるまでは70cm~1m程度で始めましょう。

たらしを調節出来たら、利き手でリールを持ちます。投げ釣りのリールは大きくてスプールが長いので、リールの足は小指と薬指の間にはさみます。そしてその手で竿を握って人差し指を伸ばし、ベールから出た糸を第一関節に引っ掛けます。引っ掛けたらベールを起こして糸をフリーにします。

この過程はオルルド釣り具のテスターであるオルルド氏のユーチューブチャンネルの動画で、詳しく説明されているので参考にされてください。

オススメ

オルルドチャンネル   https://www.youtube.com/c/OrurudoJP/videos

キャスティング

いよいよキャスティングです。投げる方向を正面にして立ち、仕掛けを自分の後ろに回します。この時、仕掛けのある後方とその周辺に人がいないことをよく確認してください。投げる瞬間に仕掛けが人に引っかかったりオモリが人に当たったら大けがをし、大変なことになります。十分注意してください。

周りに人がいないことが確認出来たら、竿を担いで構えます。投げ釣りのキャスティングの仕方は幾通りかあるのですが基本は2通り、一つはオーバースロー。オーバースローは頭の上に竿を担ぎます。もう一つはスリークオータースロー。スリークオータースローは肩で竿を担ぎます。

そしてどちらの投げ方も思いっきり剣道の面を打つように竿を前に振ります。その際、竿を振りきる前に人差し指に掛けた道糸を離します。竿は下まで振りきるのではなく、利き腕が真っ直ぐになったところでピュっと振り止めます。こうした方が力だけではなく、竿の反動の力も使えるので飛距離は伸びます。

糸を離すタイミングは投げたオモリが上方30度、少し上を向いて投げるようにしたほうが飛ぶ距離が伸びます。 実際にティングしている動画もオルルドチャンネルにたくさんUPされているので参考にされてください。

釣り方

投げたらオモリが着水するまでそのままで待ちます。オモリが着水したら着水点で水しぶきが上がるのでよく見ておくとわかりますが、勢いよくリールスプールから出ていた糸の出が止まることでもわかります。

 オモリが着水したら、すぐにリールのベールを起こして糸の出を止めます。こうすることでオモリと仕掛けが沈むときにテンションが加わります。それによって仕掛けが道糸に絡むのが防げます。

オモリと仕掛けが底に着くと、張っていた糸が一気に緩むのでわかります。仕掛けが底に着いたらリールをゆっくり巻いて、糸のたるみを取りましょう。

糸のたるみが取れて竿先に重さが乗ったら糸を張ったまま竿を竿立てに置いてアタリを待ちます。アタリは糸をちゃんと張っていたら竿先にはっきり出るのでわかります。

竿先にアタリが出たら、しっかり竿をしゃくって合わせを入れてリールを巻きましょう。あまり長くアタリが出ないときは仕掛けを巻いて、餌を点検し、投げ直した方がいいです。投げ直すのが毎投キャスティングの練習にもなるので、魚が釣れる楽しみに加えて投げる楽しみも味わえます。

さあ、青い海、青い空に向かって思いっきりキャスティングする投げ釣りに出かけましょう。

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