【解説編】鮎の友釣り

オルルド釣具鮎の友釣り お客様

夏は鮎の友釣りの季節

夏,熱い太陽が照りつけるようになったら最盛期を迎えるのが鮎の友釣りだ。一年魚である鮎は夏に成魚に成長し,夏が終わると産卵をしてその一生を終える。清流の女王と出会えるのは夏の間だけなのである。鮎師たちは熱い日差しの中,一日中川の中に立ち込み続ける。この釣りに足を踏み込んだ釣り人は口をそろえて「なぜもっと早くこの釣りに手を出さなかったのだろう。」と言う。鮎の友釣りはそれだけ魅力のある釣りだ。

友釣りの道具

竿は9m前後と長い竿を使う。友釣りの道具はこの他に,掛かった鮎をすくう玉網,友缶がある。また,川の中に立ち込むための滑り止めのついた靴,保温と防護のためのタイツ。そしてなくてはならない生きた鮎=オトリ鮎がある。

友釣りの仕掛

独特な釣り方から仕掛も独特だ。竿先につけるのは1号の天井糸。それに水中糸は0.3号という細い糸を竿いっぱいの長さに張る。そしてオトリ鮎をつける鼻環と逆針を取り付けた鼻環仕掛を結び,ハリス1.2号に巻いたイカリ針をセットする。

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釣り方

友釣りは,流れがバシャバシャする瀬に立ち込み,オトリに鼻環を通して逆針を尾びれに打ち,そっとオトリを放す。そしてオトリの鼻先を引くようにして沖に出す。野鮎が付いていそうな石のそばまでオトリを運んだら穂先にオトリの重みを感じるところまで糸を張り,上手45度に竿を構えて掛かるのを待つ。待つのはせいぜい5分ほど。それで掛からなければ,次の石へオトリを移動する。野鮎はなわばりを持っている。自分のなわばりに侵入してきたオトリ鮎を追い出そうと突進してくる。その時,オトリ鮎にセットしてあるイカリ針に引っかかってしまうという原理だ。掛かった鮎が次のオトリとなる。友釣りは循環の釣りだ。

とりつかれる魅力を持った友釣り

友釣りの魅力

オトリの操作,ポイントを見る目,立ち回りと見切り

鮎の友釣りは技量で釣果に大きな差が出る釣りでもある。それだけにこの釣りのおもしろさに魅了されると共に自分の技量を高めたい欲求が増してのめり込む。暑い夏は友釣り師たちが熱くなる季節なのだ。

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