「キス」ときくと真っ先に浮かぶのが天ぷら。特に夏場が旬で数釣りも楽しめる。
ただどうしても条件が砂浜の海でしか釣れないということもあり、意外と釣れるところがない。いっぽう江戸前で有名なハゼは東京近郊に限って言えばどこでも、そして年中釣れる。そして天ぷらはキスを超えるうまさだとう人も多い。今日はそんなハゼ釣りの魅力について知ってもらいたい
ハゼって？
ハゼは海水と淡水の混ざる汽水域に多く生息する。腹面に吸盤を持ち、石などにひっついて過ごすことが多い。基本的には雑食で、動くものは何でも口にする。寿命は1年と短く、ゆえにたとえ汚い水で生息していたとしても泥臭くなることは少ない。冬に産卵し、５ｃｍほどに成長した春先～夏にかけてはできハゼと呼ばれ数釣りを楽しめ、秋～冬にかけては産卵を控え個体が大きく成長。落ちハゼと言われ２０ｃｍ弱まで大きくなることもある。
釣れる場所
基本的にはよっぽど水深が深いところではない限り、どこでも釣れる。
こちらは某都心部の運河であるが、こんなところにも多く生息している。回遊魚のように動き回ることは少ないため、定期的に竿を動かしたり、立ち位置をずらしたりしてハゼのいるポイントを探そう。1匹釣れれば五月雨に釣れることもしばしば。
たった１，２時間でこれほど釣れることも。
こんな日は．．．ビールが最高‼
仕掛け
タックルはなんでも代用できる。仕掛けは専用のものが売られているので、春先はなるべく小さいもの、秋頃からは成長したハゼは口も大きくなってくるので少し大きめの仕掛けを選ぼう。
ハゼ専用の仕掛けでもよし、キス釣りの仕掛けでもよし。1セット数百円と決して高価な仕掛けではないのでいくつか種類を試し、自分にあったものを探してみよう。 エサはオキアミやホタテでも釣れるという人も多くいるが、無難なのはアオイソメ。生餌に勝るものはない。
おすすめの食べ方
「天ぷら一択」といっても過言ではない‼
あまりにも小さいサイズだとそのまま素揚げやから揚げにすることもあるが、
「江戸前ハゼ」と呼称されるほど天ぷらは絶品。
キスの天ぷらを超えるという人も多く、ハゼ釣りを専門にする人も多い。
ぜひ1度、釣って食べてみてほしい。
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